ウイスキーという飲み物は、
静かに飲めば大人を育て、
飲みすぎれば人間をダメにし、
さらに飲み続ければ人生を悟らせてくる。
そんな哲学的な一面を持ちながら、
僕が先日飲んだのは近所の酒屋で見つけた
サントリーの角瓶。
いや、正確には“見つけた”というより
“角瓶が僕を見つけた”と言った方がいいかもしれない。
棚の端からこちらをジッと見つめ、
「お前、今日飲むんやろ?」という顔をしていた。
僕はその誘惑に逆らえず、
角瓶を片手にレジへダッシュ。
帰宅し、
ウイスキーをストレートで一口。
その瞬間、
脳内のスイッチがパチンと切り替わったように
妙に悟った気分になる。
そして気づいたのです。
人間って、
ウイスキーの飲み方に全てが出るんじゃなかろうか、と。
1.すぐに酔う人 →「信じやすい人」
まず、
角ハイ一杯で顔が真っ赤になるタイプの方。
このタイプ、
基本的に“信じやすい”。
ウイスキーが喉を通った瞬間、
「うまっ…今日、たぶん世界平和起きる…」
と変な幸福感に包まれる。
投資で言えば、
「このチャート上がりそう!」
「このインフルエンサーが言ってたから大丈夫!」
とすぐに感情の波に飲まれてしまうタイプ。
ウイスキー界隈でも、
「ジャパニーズウイスキーは全部値上がりする!」
と思って棚の端から端まで買い占めようとする人が
実際にいるんですよね。
いや、全部は上がらんのよ……。
2.永遠に飲み続ける人 →「執念タイプ」
次に、
ずぅーーーっと飲み続けるタイプ。
サーバーのように無限に飲む。
このタイプは、とにかく執念深い。
チャートが下がっても損切りせず、
「いや…これは嵐の前の静けさ…」
と言いながら気づいたらマイナス40%。
でも彼らは強い。
なぜなら、
生き残る確率が案外高い。
ウイスキーも投資も、
しぶとい人が勝つ世界だから。
3.語りだす人 →「理屈タイプ」
ウイスキーを3杯飲んだ途端、
急に語り出すタイプ。
「このスモーキーさがだな……」
「このバーボン樽の余韻が……」
いや、誰も聞いていない。
でも彼らは、
“知識で勝負するタイプ”。
勉強熱心だし、情熱もある。
ニュースも読むし、
指標も見るし、
決算も追う。
ただ、
語りすぎて最後はだいたい、
「……で?お前いくら儲かったん?」
と言われて撃沈する。
知識は大事だけど、
飲みすぎたら全部台無し。
投資もウイスキーも、
酔うとロジックが消えるんですよね。
4.飲まない人 →「最強タイプ」
ウイスキーの席で一滴も飲まない人。
このタイプは、
他人に流されない“冷静なプロ”が多い。
場の空気がどうなろうと関係なし。
「僕は烏龍茶で。」
そのメンタル、強すぎる。
投資でも、
みんなが上がると騒いでいる時に冷静。
みんなが不安で売りまくっている時に買える。
つまり、
一番ウイスキーに飲まれない人が、
一番投資でも勝つ。
じゃあ、僕はどのタイプなのか。
僕はというと、
角瓶を飲んだ後の行動がこうなんですよ。
・少し酔った瞬間に語り出す
・その後さらに飲んで悟り出す
・最終的にベッドで“熟成寝落ち”
つまり、
**全部のタイプを両方持っている、混合ハイブリッド変態型。**
そりゃ投資で痛い目にも遭うし、
たまに奇跡の大勝も起きるわけですわ。
人間とは、
ウイスキーの飲み方で人生のクセが分かる生き物。
それを改めて痛感した夜でした。
そしてオチ。
ちなみに、
その夜に“悟った気分”で注文したウイスキーが
翌日届きまして。
箱を開けたら――
まさかの。
僕、酔った勢いで
同じ角瓶を6本買ってました。
熟成どころか、
消費期限との戦いが始まりました。
皆さま、どうかお気をつけください。
ウイスキーの香りは人生を豊かにする。
でも、酔った勢いは財布を軽くする。


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